2006年06月19日

雫井脩介「クローズド・ノート」

closednote.jpg

面白いです。終わり。
…やべえおれ向いてねえ。読書感想文も書けない。
内容にはあまり触れないというポリシーから、
面白いのに書くことがないという事態に陥ってます。

お久しぶりです。ものがたり中毒です。
しばらく本が読めなくなりそうなので、再開してみました。
ちなみにここでは、本を挙げて「面白い」と言えばいいのです。
基本的にはそれで終わりです。
つまらない本はここに登場しないので、
ワタシのチョイスを楽しみにしてください。
選ぶのが楽しいんです!読んでみるのが一番ですっ!
ということで、短めに、
しかし多くの本を紹介したいと思います。

いらん前置きが長くなりました。雫井脩介です。
どうしてわざわざ「クローズド・ノート」なの?
という声が聞こえてきそうです。
「火の粉」とか「犯人に告ぐ」などの作者です。
この2作品はとっても面白いです。この人はすごい。
「クローズド・ノート」はちょっと毛色の違う作品です。
おや?と思います。犯罪物じゃありませんし。
個人的にはそこが気に入っています。
犯罪物のリアリティーを描く作家の作品は、
実力があればあるほどお勧めじゃなくなるんですよね。
好き嫌いが別れるから。
でもこの人は読みやすいですよ〜。不思議なことに。
ミステリーとかもたまにしか読まないんですけど。

そんな作家の書くちょっと癒し系(?ちがうか)の作品。
現実を甘く書かないから面白いです。
読んでみて「なんてすごい作家さんなんだろう」
と感動しました。「火の粉」でも感動しましたけど。
この作品はそれ以上に衝撃でした。
こんなきれいなものが作れるんだな。

さ、読んでみましょう!
posted by 広瀬格 at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ものがたり中毒
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/29662259

この記事へのトラックバック