2006年10月04日

スティーヴン・キング「死のロングウォーク」

long-walk.jpg

お久しぶりです。
物語中毒です。

やはり本のことを書くのは苦手なようで、
すっかり間が空いてしまいました。

んで、キングです。
正確にはリチャード・バックマンですけども。
スティーヴン・キングは、たまに名前を変えて本を出してたりします。
だからですね。

これはすっごく昔に書かれました。
キングがまだ売れない頃かな。
そんで一度ボツになったかでバックマン名義で出版したとのこと。

それが信じられないくらい面白いです。
この本はちょっとした奇跡ですよ。
やばいです。

昔に読んだので思い出しながらですが、話は大体こんな感じ。

100人の少年を集めて「Long walk」というイベントをやるのです。
もちろん架空の未来の話で、そのイベントは当たり前になっているのですが。
ロングウォークっていうイベントは単純で、
「100人で歩く。歩けなくなったら射殺」というもの。
最後の一人には富と名誉が…だったかな。
話はスタートの直前から始まり、あとは歩きっぱなし。
ちゃんと99人死にます。
少年たちが、敵対したり協力したりしながら歩いていく様に感動します。
協力しないとまずいんですよ。
眠っちゃったり、気を失ったりしてしまうから。
この事態をリアリティいっぱいに書けるのが、王様らしいですよね。
立ち止まると警告が与えられて、何十秒後かに射殺なんですが、
その警告の間に大便をしたりするんです。
歩きながら小便をしたり。
いや…汚い話ですけど本当に面白いんですよ?

個人的には同じような展開のバトルロワイアルよりも好きです。
夜のピクニックよりも面白いです。

これって、本屋にまだ置いてあるのかなぁ。
ちょっと不安ですが、探してみてください。
文庫本です。手軽です。

読んでください。
読みなさい。
読め。

海外の作家苦手でも読みなさい。
キング嫌いでも読みなさい。

すごいんですから。
posted by 広瀬格 at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ものがたり中毒
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