
お久しぶりです。
物語中毒です。
やはり本のことを書くのは苦手なようで、
すっかり間が空いてしまいました。
んで、キングです。
正確にはリチャード・バックマンですけども。
スティーヴン・キングは、たまに名前を変えて本を出してたりします。
だからですね。
これはすっごく昔に書かれました。
キングがまだ売れない頃かな。
そんで一度ボツになったかでバックマン名義で出版したとのこと。
それが信じられないくらい面白いです。
この本はちょっとした奇跡ですよ。
やばいです。
昔に読んだので思い出しながらですが、話は大体こんな感じ。
100人の少年を集めて「Long walk」というイベントをやるのです。
もちろん架空の未来の話で、そのイベントは当たり前になっているのですが。
ロングウォークっていうイベントは単純で、
「100人で歩く。歩けなくなったら射殺」というもの。
最後の一人には富と名誉が…だったかな。
話はスタートの直前から始まり、あとは歩きっぱなし。
ちゃんと99人死にます。
少年たちが、敵対したり協力したりしながら歩いていく様に感動します。
協力しないとまずいんですよ。
眠っちゃったり、気を失ったりしてしまうから。
この事態をリアリティいっぱいに書けるのが、王様らしいですよね。
立ち止まると警告が与えられて、何十秒後かに射殺なんですが、
その警告の間に大便をしたりするんです。
歩きながら小便をしたり。
いや…汚い話ですけど本当に面白いんですよ?
個人的には同じような展開のバトルロワイアルよりも好きです。
夜のピクニックよりも面白いです。
これって、本屋にまだ置いてあるのかなぁ。
ちょっと不安ですが、探してみてください。
文庫本です。手軽です。
読んでください。
読みなさい。
読め。
海外の作家苦手でも読みなさい。
キング嫌いでも読みなさい。
すごいんですから。