2006年10月07日

野沢尚「龍時」

ryu-ji.jpg

統一性のない選択ですが、野沢尚です。
本棚を眺めているときにちと目に入ったので、これを。

写真は2003年から2004年の物語です。
シリーズ3冊目ですね。
これは某サッカー雑誌に連載していて、
毎年刊行される予定でした。

ワタシはこの本を1巻目が文庫で発売したときに手に取りました。
サッカーの小説でこんなにおもしろ物がなかったので、
2巻目を探し回った記憶があります。
たしか、当時3巻目が出る直前で、
1年前に出たハードカバー(堅くないけど)
の2巻目は品薄だったのです。

そこに作者自殺のニュースですよ。
悲しかったですよ。

こんなに面白いのに、続き物なのに、
もう読むことができないんですよ!

スペインでのリュウジの活躍が…!

こんな感じでごめんなさい。

ワタシは野沢尚はあまり好きではありませんでした。
破線のマリスのシナリオとかも読んだけど。
上手いのもわかるんですが、
そういう上手さってちょっと…。

だったのですが、この本はちょっと違いました。
熱いなって思いました。

ちょっと読んでみるといいです。
これは傑作です。

もう続きを読むことはできませんけど。
posted by 広瀬格 at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ものがたり中毒
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