「また妙な仰々しさですな、先生。」
「あれですよ、言葉というのは受け取る側の感覚次第ですから。」
「まあ、そうなんですけど、ものは言いようですよね。」
「わかってもらおうとする努力を放棄したとも解釈できるかな。」
……なんで会話調なのかよくわかんないですが。
ちょっとした発見。これって、楽だ。
普段から会話ばかり書いているからかしら?
そんなことはどうでもいいんですけども。
要は「大掃除した」ってことなんですよね。
身辺整理とか書いちゃうから脱線するんですよね。
5月の公演が終わって、ここ数年ものを溜め込みっぱなしになっていた
わが「前線基地」を大掃除しました。
資料とか、メモとか、本とか、改稿前の赤線の入った台本とか、
そんな物が山積みになっていたので。
部屋は人間を表すと言いますが、
ごちゃごちゃになった頭の中を整理しようと思い立ったんです。
いらないものは全部捨ててしまおう。
そう思っちゃったんです。
まずは普通にゴミを捨てる所から。
公演とかあったし、書いてたからもう量がすごい。
気持ち悪いほど並べられた空き缶。
残った中身には何かの物体が湧いている。
捨てろ。ちゃんと洗って。
そしたら、使わない電気製品をうっぱらう。
1年間寄り添ったmacとサヨウナラしました。
膨大な漫画本を処分。二束三文でしたよ。
小説だけは捨てませんけどね。
そして着手したのが、通常とは逆の発想で、「収納を減らす」。
棚とかいっぱいありましたから。
なくてもいいものはなにもいらない。うん。
AVラックも廃棄。ホームシアターよさようなら。
最後に残されたのが大物。
「過去の資料、メモの整理」。
実はこれ、これからやるんです。
ここまでの作業でも数日にわけて、
ちょっとずつやってたんですけどね。
さあ、どうなることかと。
物を捨てるのは、さみしいけれど、
なんかちょっと好きです。